ケーブルを束ねたり壁面などに固定する結束バンドは、幅広く割と一般的に用いられている名称で、家庭では独自の呼び方をする場合もあります。

そのまま一般名称が商品名になっている製品もありますが、メーカーによっては他の名称を商品につけているケースも存在します。登録商標は様々ですが、例えばナイロン製のナイロンタイやタイラップ、インシュロックといったものが挙げられます。ちなみに、雑誌や書籍をまとめる結束バンドは、ケーブルタイという名称でも流通していますし、登録商標を含めると名称は実に多種多様です。

実際の登録商標はメーカーや商品によりますが、同じ機能を持つ製品であっても、別名が豊富で色々な呼び名があることが分かります。登録商標が沢山ある結束バンドですが、素材もナイロンにポリプロピレンやポリエチレンと、様々なものが製品化されている状況です。基本的には水濡れや摩耗に強く、適度な強度と耐久性を兼ね備えているのが共通で、更に必要に応じた機能が追加される形です。

工場で使用するものは耐油性、屋外だと耐候性といった具合に、それぞれ求められる性能や機能性は異なります。環境によっては、耐熱性や耐薬品性に帯電防止、中には耐放射線性が必要になるケースもあるので、結束バンドと一口にいっても用途や機能は幅広いです。だからこそ登録商標が沢山あったり、各社から汎用から特化するものまで、結束バンドが充実する形で市場に流通する結果となっています。