日本をはじめ、フランスやイタリア・イギリスでは積極的に再生可能エネルギーの活用を国民に推奨しています。
これは地球規模で深刻な問題となっている地球温暖化現象を食い止めるためであり、先進7か国では2025年までに温室効果ガスの発生原因の筆頭である火力発電を停止することを明記した京都議定書が2000年に取り交わされています。この京都議定書では、新たな電力供給装置として太陽光パネルの設置を推し進めており、日本に至っては一般家庭から各企業が太陽光パネルを導入する際に最大で70%の補助金を支給しているほどです。太陽光パネルを使って電力を得るには、必ずブースターという機器とパネルをランページケーブルで接続しなくてはいけません。このランページケーブルとは直径12cm・最大2、500kwの電力供給を可能にしているもので、以前までは変電施設で使用されていたものです。
一般的な電線にあたるVXケーブルとは異なり、銅線ではなく真鍮線を使用しているのが特徴で高出力の電力が流れてもショートしないという特性があります。一般家庭で導入する太陽光パネルは約120平方cm~200平方cmの大きさですが、この程度のパネルであっても最大で1日1、800kwほどの電力を作り出すことが可能です。ブースターを使用すれば4人家族の家庭の平均消費電力の1か月分を1日で作りだせるほどの能力があり、必然的にランページケーブルのような耐久性に優れたケーブルを使用する必要がある訳です。